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これから初めて諏訪湖の花火大会2016in8月へ行ってみたいという方は
過去に諏訪湖の花火がどのようにして中止になったかを
知っておくと、いざというときに対策ができる
と思います。
 
(※当記事では8月に行われる諏訪湖祭湖上花火大会を
諏訪湖の花火2016in8月として表記しています。)
 
いまから3年前の諏訪湖の花火2013in8月は激しい雷雨のせいで
突如中止になってしまいました

 
実は、中止になることは非常に珍しく、
1953年の第5回大会の雨天延期以来の出来事
でした。
 
第5回大会当時はあまり規模が大きくなかったので
延期ができたのですが、
 
現在となっては諏訪湖の花火の規模があまりに大きくなってしまったので
運営のコストが大幅にかかるため延期ができなくなってしまいました

 
ですので、中止は余程のことがない限りありません。
では、どんなときに中止になるのでしょうか?
今後のために真相に迫っていきたいと思います。


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諏訪湖の花火大会2016が中止になるときはどんな天気?

 
公式サイトの注意事項には強風など危険が伴う場合には
花火を中止する
と書かれています。

強風というとたとえば、中止になる場合には
竜巻や台風などが挙げられますね。

こういった強風のなかだと花火を打ち上げることは
危険すぎます
ので、納得できますね。

ただ、諏訪湖の花火は普通の雨でも平気で打ち上げてます
これまでずっと多少の雨でも続行してきました
 
同じ日に、ほかの花火大会がたとえ雨で中止になったとしても
諏訪湖の花火だけはノープロブレム!
 
余程のことがないかぎり中止になったりしません。
2013年のときだって
16時30分前に大雨洪水警報がでていたのに
強引に決行しました
し、

台風が接近していた昭和58年の諏訪湖の花火も
続行されたぐらいですからめったに中止はありません。

ですが・・・
2013年は花火が雨で中止になってしまいました。

なぜ、この年は中止に追い込まれたのか?

その理由は、局地的な暴風雨だった
諏訪市では言っています。

つまり雷と強風と激しいゲリラ豪雨が
中止の原因
だということですね。


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ゲリラ豪雨はご存知のとおり普通の雨ではなく、
1時間に50ミリを超えるとんでもない雨のことです。

このときに体感した方のイメージは

滝にバシャバシャ打たれる
バケツをバシャーン!と頭からかぶる
ものすごいでかいシャワーを全開で浴びている」などさまざまでした。

バケツ一杯は10リットルといわれているので
それが一気にどんどん降ってくるとなると
凄まじい勢いだったことがわかります。

ゲリラ豪雨のせいで道路は川のように変貌をとげて
電車の運行も止まってしまいました

あたり一面、「どうしたらいいのか」と不安におびえ、
さまよう人だらけで一杯だったのです。

雷もひどく鳴り響いていたので
いかに恐ろしい光景で雨が降った
のかがわかりますね。

このようにゲリラ豪雨が降ってしまうと、どんなに中止をしたくない
諏訪湖の花火でも中止をせざるを得ないことは
知っておく必要がある
と思います。

諏訪湖の花火開催日の天気はどうやって知る?

では、「こんなひどい雨になる前に避難できたのではないのか?
と考えたくなると思いますが、
どう考えても避難はできました。

なぜなら先ほどもいいましたが大雨洪水警報が16時30分よりも前に
発令されていた
のですから。。。

それに気づいていた人は、帰る人もいたことでしょう。

では、どうやってそういった情報を知ることができるのか?
それにはラジオで知ることもできます
ゲリラ豪雨の動向を常にスマホなどでチェックすることが必要です。

アプリでは雨降るコールがあります。
あらかじめ場所を指定しておくことで
ゲリラ豪雨を事前に察知してプッシュ通知機能で教えてもらえます

ウェブサイトではレーダーナウキャスト
ウェザーニュースの花火天気チャンネル
いち早く情報をキャッチできます。

このようにすばらしい機能があるので使わない手はないですね。

中止で桟敷席の払い戻しをしないワケとは?

これだけひどい豪雨でずぶぬれになって
払い戻しがあったのかといえばありませんでした。

諏訪湖の花火の桟敷席(有料観覧席)のチケットのお値段は
一般の自由席は大人で3000~4000円子供1500~4100円しました。(※場所ごとに異なります)

ということは1世帯につき3~4人家族とすると
最低でも1万~1万5000円は有料観覧席のチケット代のコストがかかります
よね。

もちろん、⇒絶好の穴場スポットがあればよいのですが
実際はありません
から有料しかないわけです。

ほかの花火大会は高い場合はチケット代が数万円することを考えると
比較的安いほうだとは思いますが、マス席だとさらに高いのです。

20名の特別マス席は12万0000円、一般のマス席でも10万0000円しました。
(※マス席の値段は2013年当時です。現在はもっと値上がりしています)
マス席だと一人当たりの単価が跳ね上がるんですね。。。

20名であれば、会社の同僚や、同窓会などの企画で
予約をしていた方もいるはずですし、
この企画が成功するかどうかで
幹事が頼りがいがあるかどうかの評価にもかかわってきます(汗)。

それでも中止になってしまった場合は
延期になるわけではないので
そのままチケット代が無効になってしまいます。

ですので「せっかく朝早くから場所取りして花火が観れるのを楽しみにしていたのに
中止になって、ひどい雨のなか帰らなければならず、
せめて延期するのが筋ではないの?

このまま中止したままで、払い戻しをしないのは
納得いかないよ~
」と思う方も大勢いました。

実際に、2013年の花火大会では参加した方の
数十名が主催者側に有料観覧席代の返還を求める
抗議の電話が相次いだ
ことが話題になりました。

たしかにチケットを購入された方のお気持ちはよくわかりますよね。

特にマス席の利用者は花火を観るだけじゃなくて
参加者全員に楽しんでもらうのが目的なんですから・・・

でも返還してもらうことはできなかったようです。

もちろん、チケットを買う前の注意事項というものがあり、

大会中止の場合は返還をしませんよー」と
主催者側が予め念を押した上で
チケットの販売をしています

参加者の中にはこのことを知っているので
中止になった場合は返還をしないという注意事項が書かれていて、
それを承知のうえで買っているのだから自然災害だし文句はいえないでしょ

という意見も多くあったのです。

でもチケットを購入する方の多くは
返還を全額とは言わない、半分でもいいから返還してくれないのか?
と思っていた方もいたと聞きます。

ですが、このチケットの返還の抗議には応じませんでした。

主催者側が返還しない理由を以下のように述べています。

警備や会場の設営費用など大会の運営費用がかかってしまうから。

と述べていたのですが、ごもっともでした。

じつはこの花火大会の収支では300万円以上の
赤字だったということが地元のメディアにより話題になりました。

その背景にはゲリラ豪雨の影響で電車の運行が停止して
帰宅できないままの避難民があふれてしまい、

諏訪市では諏訪湖畔の宿泊施設や公共施設を避難場所として確保したあと、
避難者への弁当代、ブランケットなどの提供
そして通信機器の電気系統の修理など400万円以上も予定外の出費があったそうです。

では、打ち上げできなかった花火玉はどうなったのか気になりますよね。
花火を打ち上げてない火薬は再利用できないの?」と思う方も多いと思います。

これについて詳細はアナウンスされてませんが、
ほかの花火大会では原則として全部、破棄してしまうのだそうです。

実は、花火玉は雨などの影響で中止になると
導火線や火薬が湿気により使い物にならなくなってしまう
ので
次の大会では使えないのだそうです。

つまり花火代がそのまま、かさんでしまうんですね。

諏訪湖の花火は例年、収入と支出は同じくらいといわれてきました。
つまりトントンなんですね。
結局、余剰金ができないので返還ができないという事情だったんです。

これでは払い戻しはできないのは仕方ないですね・・・
以上になります。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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